なぜ自分だけ怒られるの?その原因と対処法を紹介します!
皆さんは職場で「なぜか自分だけ怒られる」と感じたことはないでしょうか?
他の人には
「次気をつけてくれれば良いよ。」
「慣れてないからしょうがないね。」
という対応をしている上司なのに、自分が失敗すると
「お前はそんな簡単なこともできないのか」
という態度を取られると理不尽に感じてしまいます。
そのような態度を取られ続ければ、悔しさや怒りでストレスが溜まり、会社へ向かう足取りが重くなっていきます。
何が原因で自分だけ怒られてしまうのでしょうか?どうすれば、自分だけ注意されなくなるのでしょうか?
この記事では、そんな疑問について考えていきます。
目次
怒られやすい人の特徴
なぜ同じことをしても、怒られる人と怒られない人がいるのでしょうか?
結論から先に言ってしまうと、いつも怒られる人は注意しやすい雰囲気をしているからです。
まずは、怒られやすい人の特徴を確認していきましょう。
真面目な性格
理不尽な注意を受けたとしても
「自分にも悪い所があったよな…」
というふうに、自分の行いを常に反省する真面目な性格な人はよく怒られます。
怒られるとへそを曲げたり、やる気を無くす人達には気を遣って様々な指導方法を取らなければいけません。
しかし、素直で真面目な性格の人には怒るだけで自分の思い通りに動いてくれるので、人より注意を受けるのです。
言い返さない
指導をする立場の上司からすると、言い返して来ない部下は注意がしやすいです。
「それ前言ったことと、矛盾していますよね。」
というように、自分の意見を持って反論してくる部下には、よく考えてから指導しないといけません。
その点、反論せずに怒られるタイプの人には、思ったことを気軽に言えるのです。
自然と目立つタイプ
本人にはまったく注目を浴びようという意志はありませんが、自然と目立つ人というのがいます。
例えば声が大きかったり、笑い方に少し癖があったり、天然な性格の人は、目に止まりやすくなります。
本人には目立っているという自覚がないので、周りの注目を変に浴びる行動をして注意をされても、なぜか自分だけ怒られると感じるのです。
感情の起伏が少ない
何があっても、喜びや悲しみ、怒りといった感情を表に出さずに仕事をする人は、怒られやすい傾向があります。
怒られても涼しい顔で仕事をしている様子を見ると、強く注意しても大丈夫なメンタルの強い人だと思われます。
部下を気にかけている上司は、怒った後の部下の様子をよく見ています。
怒られても淡々と仕事をこなす人は、強く言っても大丈夫な人だと思われて怒られやすくなるのです。
よく取ってしまう行動
言いやすい雰囲気は無くても、相手を不快にする言動を繰り返していれば目をつけられてしまいます。
次に、怒られやすい人がよく取ってしまう行動を紹介していきます。
同じミスを繰り返す
どんなに気の長い人でも、同じミスを繰り返されるとイライラしてしまいます。
・全く反省していない
・上司を舐めている
というふうに捉えられてしまい、怒りを買ってしまいます。
一度言ったぐらいでは直らないと思われて、何度も怒られてしまうのです。
空気の読めない軽口を叩く
空気の読めない軽口を叩いてしまう人は、怒りを買って怒られやすくなります。
例えばプライドが高い先輩に向かって
「○○さんしては、珍しく書類にミスがないですね。」
と言ってしまうと、自分がミスをしたときに、大した失敗ではなくてもキツく叱られしまいます。
空気が読めないため知らず知らずのうちに、相手を怒らせてしまっているのです。
自分勝手な行動を取る
会社で働くいていく上では、お互いを尊重し合わなければなりません。
・「自分の仕事だけ早く終わればいい。」といった気持ちが透けて見える適当な仕事をする。
・スケジュールを守らない。
・任された仕事の報連相をしない。
といったチームワークを乱す行動を普段からしていると、自分勝手な迷惑な人材と認識されてしまいます。
その結果、職場から排除しようとされ、強く当たられてしまうのです。
自分にだけ怒ってくる上司の心理
自分だけ怒られてしまうのは、その人の性格や行動だけが問題ではありません。
公平さを欠くような注意をするのは、上司の人格に問題がある場合もあります。
価値観が古く頭が硬い
・女性のミスも男性が責任を取る
・年長者の失敗は責めない
・何があっても上司には刃向かうべきではない
昭和の時代を引きずった上司と若いあなたとでは、価値観がずれてしまっている可能性があります。
上司の怒る理由が若い世代には納得ができないため、理不尽さを感じて自分ばかり怒られると思ってしまうのです。
自分との相性で贔屓をする
多くの人は部下をマネジメントをする上司に、平等に扱うことを期待します。
しかし中には自分が気に入った部下と相性の悪い部下とで、扱い方を変えてしまう上司もいます。
話し方、服装、仕草、メールの書き方…
自分と合わない部下には思わず必要以上に厳しい態度を取る、理性が働かない上司もいます。
特に中小企業では、役職に就くにあたりほとんど教育をされないため、部下を管理する意識の低い上司が多くいます。
自分だけ怒られる場合の対処法
ここまでの記事の内容をまとめると、自分だけ怒られてしまう原因は大きく3つに分かれます。
①性格や雰囲気が原因の場
②行動が原因の場合
③上司の性格が原因の場合
原因別にどのように対処していけば良いのか紹介していきます。
①性格や雰囲気が原因の場合
性格や雰囲気からあなたが怒りやすい人と認識されている場合は、自己主張をすると良いでしょう。
このとき気をつけなければならないのは、相手を非難しないことです。
✕「いつも私ばかり注意しますよね。不公平じゃないですか?」
というふうに相手の行動を主題にするのではなく
○「私ばかり注意されるので、最近精神的につらいです。」
というように自分の気持ちや考えをメインに話すと誤解されずに、メッセージを伝えることができます。
②行動が原因の場合
次に、同じ失敗を繰り返してしまうといった、自分の行動が問題だと感じる人について紹介します。
現実問題として、知らず知らずのうちにしてしまうミスや軽口を、すぐに失くすことは難しいです。
最初のステップとして、失敗したと思ったら、反省して改善する意志を周りに見せましょう。
社会人の中で、自分の非を素直に認められる人はあまりいません。
そのため、失敗を謝り次から気をつけるように行動できる人に対しては、批判の目は薄らいでいくはずです。
③上司の性格が原因の場合
原因を分析した結果、上司の性格や考え方に原因があると感じた場合はどうすればよいのでしょうか。
このパターンが一番対処が難しいでしょう。
何故なら、部下の立場から上司を変えていくのは、ほぼ不可能だからです。
今の職場で仕事を続けたいのであれば、顧客や上司以外の社員に認めてもらうことをモチベーションに頑張ると良いでしょう。
耐えきれない程ストレスを感じるのであれば、転職を検討するのも手です。
NG対処法
最後に、やってはいけないNG対処法を紹介していきます。
問題を放置したり、感情的な行動は避けたほうが良いでしょう。
我慢を続ける
自分だけ怒られている状況に不満を抱きつつ、それを我満して乗り越えようとすることはおすすめできません。
不満を抱えたまま仕事を続けると、想像にストレスが溜まり、モチベーションが下がります。
次第に仕事もいい加減になり、自分の能力に対する自信を失ってしまう危険性もあります。
上司に思いを伝えるたり、環境を変えないと社会人生活だけでなく、様々な所で悪影響が出てしまいます。
反抗する
上司に非があると感じるからと言って、反抗的な態度を取ることもおすすめしません。
同じ年代の社員は共感してくれるかもしれませんが、多くの人には白い目で見られてしまいます。
やがて、職場での生活が心地悪いものになってしまいます。
もし意見があるのならば、憎しみや怒りは一旦隅に置いておくようにしましょう。
まとめ
自分ばかり怒られる環境で働き続けると、自信や尊厳を失っていきます。
問題を解決するためには、原因を探り適切な対処法を取る必要があります。
耐えきれなくなる前に、まずは自分の行動や上司の思考をよく振り返って原因が何なのか探る所から始めましょう。