仕事を辞めたいほどモチベーションが上がらない時の対処法を紹介

(仕事のやる気が完全に無くなってしまい、職場に行くのが辛い…)

モチベーションが下がりきった状態で、毎日職場に行くのは苦しいですよね。

・退職をして転職をする

という選択肢も頭の中をよぎるかと思いますが、そう軽々と決めることはできないでしょう。

この記事ではモチベーションが下がってしまった原因と、今の仕事を辞めるべきかの判断基準を紹介します。

仕事でのモチベーションが下がって、無気力な日々を送っている人は、是非参考にしてください。

モチベーションが下がってしまった原因

仕事を辞めるべきか判断する前に、まずは頭の中を整理する必要があります。

なぜ仕事を辞めたいと感じるまでにモチベーションが落ちてしまったのでしょうか?

まずはその原因から探っていきましょう。

私が働いていて、モチベーションが下がるときをまとめてみました。

あなたにも当てはまる原因がきっとあるはずです。

将来に期待できない

この会社で働いても将来幸せになれない。

そう気がついてしまうと、働くモチベーションは一気に下がってしまいます。

働いていて、会社に期待できないと思う瞬間を3つ紹介していきます。

昇給がない

日常生活、趣味、結婚、老後…

人生どんな場面でも、何をするにもお金がないと苦労をしてしまいます。

そのため、自分に昇給や昇格の目がなく、将来も給料に大きく変化がないと分かるとモチベーションは下がります。

お金のことは嫌でもほぼ毎日意識させられます。

その度に「この会社で働き続けても報われない」と思うと、仕事がどうでも良くなってしまうのです。

スキルが身に付かない

社会人としてのスキルが上がり成長を実感すると、仕事のやる気が上がりますよね。

プレゼン能力、専門知識、コミュニケーション能力…

こういったスキルが身につかず、毎日同じような仕事しか任されないと、モチベーションは落ちてしまいます。

スキルが身につかないと、お金と引き換えに日々消耗している感じがして、仕事のモチベーションが上がりません。

上司や先輩が辛そう

上司や先輩が、毎日叱られていたり、切羽詰まった状況だったり、残業でヘトヘトだと自分の将来が不安に感じてしまいます。

なぜならその姿は、将来の自分の未来を表しているためです。

(この会社で頑張っても将来は自分も先輩と同じ運命を辿るのか…)

そう考えると今の会社で仕事に打ち込もう、という気持ちは薄らいでいきます。

そのため、上司や先輩の辛そうに仕事をしている姿を目撃すると、モチベーションは下がってしまいます。

仕事にやりがいを感じない

私は様々な職場を経験してきましたが、仕事が終ったときに充実感を得られる職場と、疲労しか感じられない職場がありました。

考えてみると、両者の違いは仕事のやりがいの差にあったと思います。

仕事にやりがいを感じられない理由を3つ紹介していきます。

目標が見つからない

目標もなく仕事をし続けるのは辛いものです。

・出世してお金を稼ぎたい

・良いサービスを提供して顧客に満足してもらいたい

・社内のみんなが幸せになれるよう、働きやすい環境を作りたい

このような目標があれば、辛いことも乗り切る気力が湧いてきます。

しかし、目標がない人は、なるべく自分の負担にならないようにイヤイヤ仕事をしてしまいます。

仕事=苦痛という図式が出来上がり、モチベーションは低下していきます。

頑張っても見返りがない

・同期の誰よりも仕事をさばける

・営業成績は毎月上位をキープしている

努力して結果を出したにも関わらず、その見返りとして昇給や出世がなければやる気は無くなってしまいます。

特に自分の手柄が横取りされて、楽をしている口が上手い人が評価されていると感じると、モチベーションは地に落ちます。

正当な評価がされないのなら、適当に仕事をしても同じだと思え、仕事が馬鹿らしくなってきてしまいます。

仕事の内容が嫌い

お金を貰うための仕事とは言え、自分のやりたくないと思っていることをすると、モチベーションが下がってしまいます。

例えば、テレアポをして詐欺まがいの営業をして契約を取るような仕事は、いくら給料が良くてもやる気が出ないという人も多くいることでしょう。

人によっては、誰でもできるような流れ作業の一部を任されることに抵抗のある人もいます。

自分の価値観と業務内容が合わないと、

(こんな仕事をずっとしててもいいのだろうか。)

と思い始めてやる気が無くなってしまいます。

労働環境に不満がある

毎日夜遅くまで働かされたり、上司に理不尽に怒られると当然ながらモチベーションは落ちます。

中には、すぐにでも辞めたいと思っている人もいると思います。

そんな労働環境が悪いと感じる場面を紹介していきます。

労働時間が長い

長時間の労働が続くと、心身ともに疲弊してしまいます。

一つの仕事を終わらせても、次から次へと仕事が舞い込んでくる職場では、頑張る気が無くなってしまいます。

さらに、プライベートな時間も削られていくので、自分がやりたいこともできません。

身体の疲労感とともに、モチベーションは下がります。

それだけではなく、労働時間があまりにも長かったり、その期間が長いと、最悪の場合心身に長期に影響するダメージを負ってしまいます。

ハラスメントがある

・強要や人格否定をされる

・みんなの前で大声で叱責される

ハラスメントを受けると、恐怖に怯えながら仕事をしなくてはいけません。

毎日、(今日は悪いことが起こらないように)と祈るようにして過ごすようになります。

仕事にネガティブなイメージを持ってしまい、充実感や楽しさとは無縁の社会人生活を送ることになってしまいます。

職場の人との関係性が悪い

職場の人と人間関係が悪いと、働くモチベーションは大きく下がってしまいます。

人間関係が悪化すると、孤立してまい職場のみんなのために働くという意志は無くなります。また、

・良い提案をしても、聞き入れられない

・ミスをしても誰もフォローしてくれないので、必要以上に注意しないといけない

というように、自分の思った通り仕事が進んでいきません。

「違う職場ならもっと活躍できるのに…」という思いが浮かんできて、今の職場で働く気力が無くなっていきます。

今すぐに対処しなければならない問題か判断しよう

ここまで、モチベーションが落ちてしまう原因について紹介してきました。

あなたにも当てはまる原因はありましたか?

ここからは、モチベーションが落ちてしまった時にどう対処していくべきか紹介していきます。

まず最初に考えなければいけないのは、今すぐに対応しなければいけない問題なのかということです。

心身のサインを見逃さないように

・労働時間が長くて身体に影響が出始めている。

・ハラスメントを受けていて、毎日会社に行くだけでも辛い

長時間労働やハラスメントが原因なら早急に辞める決断をしましょう。

働いていると胃痛がする、吐き気がしてくる、突然涙が出そうになる…

このようなサインが出ている方は特に危険です。

生活に余裕がある方は、転職先を決める前でも退職して心身の健康を守るべきです。

自分自身の努力で解決できる問題か判断しよう

緊急で対応しなければならない問題ではないという方は、原因について掘り下げて考えてみましょう。

会社と自分のどちらがモチベーションを下げる原因を作っているのかを考える必要があります。

会社に問題がある場合

・給料が安く将来も昇給する見込みがない

・頑張っても正当に評価される制度がないし、スキルも身につかない

・やっている仕事に誇りが持てず、業務内容に嫌気が差している

このように会社にモチベーションが下がる原因があると考えられる場合は、転職も検討するべきです。

職場には自分が頑張れば解決できる問題と、一人の力ではどうにもならない問題があります。

給料や評価制度、業務内容は後者に当たります。

転職をして、新しい環境で働いた方がモチベーションが高く充実して仕事取り組めます。

自分で解決できる問題の場合

・コミュニケーションが苦手で職場の人との人間関係が悪い

・働く意欲が低く、仕事の目標が見つからずマンネリ化してしまった

反対に、自分で解決できる問題ならば、安易に転職をするという選択をするべきではないでしょう。

職場を辞めれば、一見人間関係やマンネリ化の問題は解決したようにも見えます。

しかし、自分のコミュニケーション能力や思考方法を変えない限り問題は次の職場でもやってきます。

そのため、辞めることを考える前に一度問題を解決する努力をするべきでしょう。

転職する場合の注意点

会社にモチベーションが下がる原因があると考えられるのなら、転職活動をする必要があります。

転職活動をする際に重要なことは、最終的に自分の意志で決定することです。

参考として、誰かに相談するのは良いことですが、その意見に流されすぎないようにしましょう。

何が大切なのかを分析する

転職活動を始めると、最初に想像していたより採用に時間が掛かってしまうことはよくあります。

そうなると、労働条件や仕事内容よりも採用されやすい会社に就職してしまう危険性があります

モチベーションが下がるような会社に再度就職してしまわないように、自分の中で譲れない条件を決めておきましょう。

そのためには、あなたが働く上で何を大切にしたいのか整理する必要があります。

給料、労働時間、社会貢献、専門性…

自己分析をして、自分の中で大切にしたいことを転職活動をする前に決めておきましょう。

転職サイトは2~3サイト登録する

転職活動をするときは、1つの転職サイトだけに登録するのでは無く、2〜3個の転職サイトに登録しましょう。

複数のサイトに登録をするメリットとして、自分のペースで転職活動ができる点があげられます。

一つのサイトだけだと、担当者に依存してしまい相手の言いなりで転職活動を進めてしまいがちです。

転職サイトは就職が決まったときに、報酬が貰える仕組みになっています。

そのため、あなたの希望に合わなくても取りあえず就職させたい、という考えの転職エージェントもいます。

複数のサイトに登録することで、そういった思惑も跳ね除けて、自分が応募したいと思う企業を選びやすくなります。

自分で納得できる決定をする

「誰かに勧められたから就職した。」のではなく自分の意志で納得して就職することが大切です。

転職エージェントや面接で、ある程度の事前情報は貰えますが、実際に働いてみないと職場のことは分かりません。

また、コロナウイルスのように予想外の出来事によって会社が影響を受けてしまうこともあります。

社会人生活はいつも順風満帆という訳ではありません。

苦しいときに、勧められたから就職した会社では他人のせいにしてしまいがちです。

自分の意志で就職した会社なら辛いときでも踏ん張ろうとするモチベーションが湧いてきます。

自分自身の努力で解決できる場合

モチベーションが下っている原因が、自分の努力で解決できる場合の対処法を紹介していきます。

職場を辞める前にできることをすることは、今後の人生でプラスになるでしょう。

人間関係を作る努力をする

人間関係が悪いことが原因でモチベーションが下がっている人は、人間関係を整える努力をしましょう。

人間関係を良くしていくためには、返事やあいさつといった基本的なところから変えていく必要があります。

悪化してしまった人間関係はすぐには元に戻らないかもしれません。

しかし、人間関係を作ろうと努力している姿に共感してくれる人は必ずいます。

人間関係を整える方法はこちらの記事を参考にしてください。

理想像を見つける

・みんなから頼られる存在

・決断が早くどんなことも冷静に判断できる人

というように誰しも、仕事をする上で理想の自分の姿というものを持っているはずです。

挫けそうなときや、モチベーションが下がったときは理想の自分ならどうするのか考えると、気力を出すことができます。

とはいっても、理想の姿がうまく思い浮かばないという人もいると思います。

そんな方は、これまで働いてきた中でこの人のようになりたいと思った人を目標にしましょう。

目標が定まればなんとなく仕事をしている状態から抜け出すことができます。

思い切って休む

体が疲れていたり、精神的に負担がかかっていると物事をネガティブに捉えてしまいます。

休もうと思えば休めるが、責任感の強さから休めないという人は、周りのことは気にせず思い切って休みましょう。

心身ともにリフレッシュした状態ならば、前向きに仕事に取り組めます。

結果、休んだほうが職場のみんなにも良い影響を与えることができます。

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